〒020-0836
岩手県盛岡市
津志田西2丁目16番80号
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| 会社名(薬局名) |
|---|
| 株式会社zenkai 中田全快薬局 |
| 代表者名 |
| 中田 辰介 |
| 所在地 |
| 〒020-0836 岩手県盛岡市 津志田西2丁目16番80号 |
| 事業内容 |
| 調剤薬局 |
| 電話番号 |
| 019-613-5686 |
神経質でちょっとしたことが気になっていてもたってもいられなくなる、疲れやすくて不眠気味…といった方、何か対策はされていますか?
このような状況が続くと疲労もたまり、しんどい毎日でさらにイライラするといった悪循環が起こりかねません。
ほとんどの方が精神系の病院に行くまでではないと考えられていると思いますし、現実に病院はハードルが高くて行きにくいというのもよくわかります。
そこでお勧めなのが市販で購入できる漢方薬です。特に上記のような症状をお持ちの方は「桂枝加竜骨牡蛎湯」を試してみてはいかがでしょうか?
今回は神経質な方のイライラに効く「桂枝加竜骨牡蛎湯」について詳しく見ていきたいと思います。
桂枝加竜骨牡蛎湯とは「けいしかりゅうこつぼれいとう」と読み、神経過敏や不眠などに用いられる漢方です。子供の夜泣きやおねしょなどにも用いられており、幅広い年代で使用されています。
漢方はいくつかの生薬から構成されており、桂枝加竜骨牡蛎湯では以下のような生薬が含まれています。
それでは桂枝加竜骨牡蛎湯にはどのような効能効果があるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
ストレスなどが原因の男性の性機能低下などにも効果があり、不妊治療のお薬としても使われています。
体力が中等度以下で、神経過敏で疲れやすい方、些細なことが気になる方に向いています。
不眠の中でも眠りが浅い方に特に向いているお薬です。
持病があって病院に通っている方や、妊娠中の方は服用前に医師に相談してください。
体内では「気(体を支えるもの、エネルギー)」や「血(全身に栄養を与えるもの)」などがバランスよくめぐり、健康な精神を保っています。
しかしこの「気」のめぐりが悪くなったり、「血」が不足したり過剰になることで、「気」と「血」のバランスが崩れるとストレスに弱くなり、些細なことが気になったり、すぐに興奮したりと神経質、不安になってしまいます。
そこで桂枝加竜骨牡蛎湯はこの「気」と「血」のバランスを整えることで、気持ちを落ち着かせ、神経質や不安・興奮などを抑えることができます。
大きな副作用はあまりありませんが、甘草が含まれているため偽アルドステロン症に注意が必要です。
偽アルドステロン症とは体内に存在する血圧を上昇させるホルモンが実際には分泌されていないのに、分泌された時と同じような症状が生じることを言い、甘草の服用で起こりやすい副作用の一つです。
症状としては、血圧上昇・こむら返り・むくみ・しびれなどがあり、漢方を複数服用し、甘草を重複して飲んでいる方に起こりやすいとされています。
上記のような症状が現れた場合は医師に相談してください。
今回は神経質な方のイライラ・不眠に効く「桂枝加竜骨牡蛎湯」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
子供の夜泣きやおねしょ、不妊治療にも用いられるお薬なので、いつかはお世話になるかもしれません。
その際にはぜひ今回の記事を参考に、副作用の症状やこの漢方が向いている人を確認してから服用してください。
漢方を何種類か服用している方は副作用が出やすくなる場合もありますので、医師か薬剤師に相談してから服用してください。
女性は毎月の月経に始まり、産後、更年期と、性ホルモンの変動が激しい時期がたくさんあります。
そんな時に身体の不調や苛立ち、精神不安を抱える方が多くいらっしゃいます。
今回ご紹介する女神散は、そういった女性特有の不調を改善する効果が期待できる漢方薬です。
女神散の効果や副作用などについて、詳しく見ていきましょう。
女神散は「にょしんさん」と読み、更年期障害や月経不順など、主に女性の性ホルモンの変動による症状に利用される漢方薬です。
女神散は以下の生薬で構成されています。
身体を温め、血のめぐりを良くする効果のある生薬が多く含まれているのが特徴です。
女神散は、主に下記のような症状に対して効果があります。
漢方では、血のめぐりが悪くなった状態を瘀血(おけつ)と言います。
瘀血は精神不安や苛立ちといった血の道症を引き起こすため、女神散で血のめぐりを良くすることで症状を改善できるとされています。
体力が中程度以上で、のぼせやめまいがある人に向いています。
ただし体の虚弱な人などは、副作用が起こりやすくなっており現在の症状を悪化させてしまう恐れもあります。
次のような方は必ず医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
一般的に西洋薬よりも副作用が少ないと言われている漢方ですが、気を付けるべきものがいくつかあります。
女神散では食欲不振、胃の不快感、悪心、下痢といった消化器の症状や、発疹、発赤、掻痒(かゆみ)、蕁麻疹のようなアレルギー症状が出ることがあります。
檳榔子が入っているため、特に胃腸の弱い方では下痢や腹痛の副作用が出やすく、注意が必要です。
また、頻度は稀ですが重篤な副作用として以下のようなものが挙げられます。
血圧を上昇させるホルモン(アルドステロン)が増加していないのに、高血圧やむくみ、カリウム喪失などの症状が現れる病気です。
手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、こわばり感、脱力感、筋肉痛などの症状が出ます。
甘草(グリチルリチン酸)を含んでいる薬の副作用としてみられるため、甘草を含んでいる薬を併用するのは避けましょう。
甘草は葛根湯、市販の風邪薬や解熱剤など多くの薬に含まれていますので、不安な時には薬剤師に相談してから購入すると良いかもしれません。
肝臓の機能が障害される病気です。
発熱、かゆみ、発疹、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色になる、全身のだるさ、食欲不振などの症状が出ます。
気になる症状があれば服薬をやめ、念のため医師に相談しましょう。
また、薬を処方してもらう際にはお薬手帳を忘れないようにし、飲み合わせに問題がないか確認してもらうことも大切です。
女神散は主に女性特有の症状を改善できる薬です。
ただし、漢方薬は一つの症状に対しても、患者さんの体質によって利用するものが変わってくることが特徴です。
一か月以上服用しても症状が良くならない場合には、医師または薬剤師に相談しましょう。
日本人の20%が慢性的な不眠を感じている現代(日本生活習慣病予防協会|睡眠障害より)、あなたも不眠に悩まされたことはないでしょうか?
夜寝れない、眠りが浅くて翌日まで疲れが残っているなど、たまにならやり過ごせることもありますが、毎日ともなると体への負担も大きく、ほうっておくことはできません。
しかし一般的に睡眠薬といわれる西洋のお薬は市販では売っておらず、病院に行って処方してもらう必要があります。
病院に行くことを躊躇してしまい、不眠に悩まされたまま毎日をやり過ごしている人も多いでしょう。
また西洋の睡眠薬では副作用が強く出てしまってあまり使いたくないといった方もいるでしょう。
そんな方には、漢方による不眠治療と言う選択肢もあるかと思います。
今回は不眠治療に利用される漢方の一つである「加味帰脾湯」について、詳しく見ていきたいと思います。
加味帰脾湯は「かみきひとう」と読み、不眠症や精神不安などに用いられる漢方です。
加味帰脾湯は以下のような生薬が組み合わさって構成されています。
生薬にはそれぞれ役割があって、胃腸を丈夫にして消化機能を高めるものや鎮静効果のあるもの、血の流れをよくするものなどが集まって加味帰脾湯としての効果を発揮します。
それでは加味帰脾湯は具体的にそのような症状に効果的なのか見ていきましょう。
加味帰脾湯の添付文書では効能効果は以下のようになっています。
体力が中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪い人で、熱感、微熱、寝汗などがある場合の方に向いています。
不眠には寝つきが悪い方や早朝に覚醒してしまう方など、いろいろなタイプがありますが、加味帰脾湯はぐっすり眠れず浅い眠りが続き、すっきりしない方に効果的です。
そのため寝ても疲れが取れない方などは加味帰脾湯がお勧めです。
漢方では眠るときに「気(人の体を支えるもの、エネルギー)」からでる熱を冷まして眠りに導きますが、この時に「血(全身に栄養を与えるもの)」が不足していると、この熱を十分に冷ますことができずに、眠りが浅くなり、寝てもスッキリしないといった状態になります。
そこで加味帰脾湯はこの足りていない「血(けつ)」を補充することで、熱を十分に冷まして深い眠りへと導きます。
また消化機能を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする効果もあります。
西洋の睡眠薬では脳に直接働きかけ眠りに導くため効果はすぐに表れますが、その分翌日までだるさが続くといった副作用も少なからず存在します。
漢方では自然な眠りにつけるようにと胃腸機能向上や体の内部の栄養を補充したりして不眠症を改善に導きますが、その分効果は緩やかになりますので、即効性という面では西洋薬にはかないません。
しかし漢方は睡眠の質を上げて、全身症状をも改善していくため、今の症状や程度によって、どちらを使うべきか医師に相談する必要があるでしょう。
加味帰脾湯の中には甘草が含まれているため偽アルドステロン症といった高血圧・むくみなどの症状が現れる可能性があります。
また加味帰脾湯に含まれている山梔子を長期(5年以上の場合に表れやすい)服用することで腸間膜静脈硬化症といった大腸壁から腸間膜の静脈にかけて石灰化され大腸の静脈の流れが悪くなるといった病気が生じる恐れがあります。
症状としては腹痛、下痢、便秘などがありますので、加味帰脾湯を長期で服用する方は注意が必要です。
また食欲不振や吐き気がある方は症状が悪化する恐れがあるため、服用は控えた方が良いでしょう。
また持病をお持ちの方(他のお薬を服用中の方)、病院にかかられている方、妊娠中の方は服用前に必ず医師に相談してください。
ぐっすり眠れない状態が続くと体にも負担が大きく、つらいですよね。かといって病院にいって睡眠薬をもらうのはハードルが高くて躊躇してしまう方は多いと思います。
ご自身の症状に合いそうであれば、今回紹介した加味帰脾湯を試してみてもよいでしょう。
市販でも「加味帰脾湯」として販売されていますし、最近ではロート製薬さんが出している和漢箋シリーズで「ユクリズム」といった名前でも販売されています。
ただし上記にお伝えした副作用が生じた場合、長期で服用する場合は病院に行った方が良いでしょう。
心配事があって夜寝付けない、いつもイライラしている、細かいことを気にし過ぎてドキドキしてしまうといった症状、身に覚えはないでしょうか?
一時的なものならばよいのですが、このようなことが続くと日常生活に支障をきたしかねません。
高血圧の症状として現れることがあるほか、女性であれば更年期に上記のような症状が現れやすいとされます。ただ精神科や心療内科に行くとなるとハードルが高くなり、なかなか行けないですよね。
そこで今回はこのような症状に対応した、市販でも購入できる漢方「柴胡加竜骨牡蛎湯」について詳しく見ていきたいと思います。
柴胡加竜骨牡蛎湯は「さいこかりゅうこつぼれいとう」と読み、イライラや不眠などの精神不安などによく使われる漢方です。
漢方は様々な生薬が合わさって構成されており、柴胡加竜骨牡蛎湯は以下のような生薬かが含まれています。
柴胡加竜骨牡蛎湯に含まれる「加」は加えるという意味で、生薬の柴胡に竜骨、牡蛎を加えた処方であることを表しています。
この主な生薬である柴胡には解熱鎮痛作用があり、身体の熱を冷ますことで鎮静効果が得られます。
また竜骨や牡蛎の主成分は炭酸カルシウムであり、このカルシウムが気持ちを落ち着かせて精神不安を改善する働きを担っています。
それでは柴胡加竜骨牡蛎湯は具体的にどのような効能効果が期待されるのでしょうか?
主に以下のような症状に効果的であるとされています。
体力中等度以上で、動悸や不眠などを伴う精神不安がある方に向いています。
また注意してほしいのが柴胡加竜骨牡蛎湯といっても販売されている製薬会社によって、含有されている生薬の種類が少し異なるということです。
ツムラの柴胡加竜骨牡蛎湯では、大黄という生薬が含まれていません。
この大黄は主に便秘に効く生薬とされていますので、もしおなかがゆるい方が柴胡加竜骨牡蛎湯を使用するのであればツムラ製剤を、また便秘気味の方が使用するのであればツムラ以外のメーカーが販売されている柴胡加竜骨牡蛎湯を選ぶといいでしょう。
また購入する際にどのような生薬が入っているか薬剤師などに確認してみましょう。
また病院にかかられている方、他の薬を服用中の方や、妊娠中の方は服用前に必ず医師に確認してください。持病が悪化したり副作用が出たりする可能性があります。
漢方では不眠や精神不安はストレスや疲労などで体内の「気(体を支えるもの、エネルギー)」の流れが悪くなり、滞った気が体内に熱を発生させて脳を疲れさせた結果起こるものとされています。
そのため柴胡加竜骨牡蛎湯では、滞った「気」の流れをよくして熱を冷ますことで精神不安や精神不安からくる不眠などを改善させる効果があります。
ツムラ以外の製品では「大黄」が入っているため、下痢などの副作用に注意が必要です。
また飲み始めに胃部不快感などの症状が現れる場合がありますが、飲み続けることで軽減することが多いので、様子見しながら服用を続けてください。
また重大な副作用として
が報告されています。
上記のような症状が現れた場合はすぐに医師に相談してください。
現代の日本ではストレスを溜めることは避けては通れなくなってきています。
そんな中で不眠や精神不安などの症状を訴える人も少なくありません。
しかし病院にかかるにはハードルが高く、時間を取れない方も多いでしょう。
そんなときは一度漢方の「柴胡加竜骨牡蛎湯」を試してみてはいかがでしょうか。
もちろん今回ご紹介した症状がある方でも、また体力の有無などで使用する漢方は変わってきますので、ご自身の体質・症状に合っているかの確認は必要です。
そんな時はドラッグストアにいる薬剤師、できれば漢方を専門にしている薬剤師か、漢方専門医に相談して選んでもらいましょう。
ズキズキと突然やってくる頭痛、仕事や勉強にも身が入らず困ったことがある方も多いのではないでしょうか?
ロキソニンなどの痛み止めを常備して使用している方も多いとは思いますが、中には痛み止めが効かないような頭痛に悩まされている方もいらっしゃるでしょう。
また胃腸が弱い方は痛み止めを飲むことで胃が痛くなったりなどの副作用を感じる方もいるでしょう。
そこで今回は頭痛の時に使われる漢方「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」について詳しく見ていきたいと思います。
呉茱萸湯は「ごしゅゆとう」と読み、主に頭痛に用いられる漢方です。
漢方はいくつかの生薬が組み合わさってできており、今回の呉茱萸湯は以下のような生薬が含まれています。
体を温めるような生薬が使われており、冷え性の女性などによく用いられますが、苦いお薬の為飲むのに苦労する方もいらっしゃいます。
どうしても飲めないといった方は漢方用の服用ゼリーやオブラートに包んで服用してみてください。
オブラートは袋型の物の方が扱いやすいでしょう。
それでは呉茱萸湯は具体的にどのような症状に効くのでしょうか?
繰り返し起こるような頭痛に効くとされていますが、特に以下のような症状に用いられています。
ズキズキとした拍動性の痛みが片側(人によっては両側)に生じ、4時間~数日続きます。
血管の拡張によって痛みが生じるとされ、原因としては疲労・ストレス・女性ホルモンが関与しているとされています。
痛みが激しく嘔吐を伴うこともしばしばみられ、市販の解熱鎮痛剤では効かないこともあります。
ストレスや長い時間同じ姿勢でいるなどで血流が悪くなった結果起こる頭痛のことで、肩や首のこりが伴うことが多いです。
後頭部を中心に重く鈍い痛みが朝から晩まで続くような症状で、温めると楽になります。
頭痛の痛みによって引き起こされる嘔吐にも効果的とされています。
では呉茱萸湯の頭痛に対する効果はどのようにして発揮されるのかについてみていきましょう。
漢方では頭痛は「冷え」が頭への「気(人の体を支える原動力のようなもの、エネルギー)」や「血(全身に栄養を与えるもの)」のめぐりのじゃまをして流れを乱れさせてしまうことで生じるとされています。
そこでこの「冷え」をなくす必要があるため、呉茱萸湯ではおなかを温めて「冷え」なくします。その結果頭への「気」や「血」の流れが正常となり、痛みを取り除くのです。
また胃腸の調子を整え吐き気も抑えるため、頭痛に伴う嘔吐にも効果的であり、胃腸が弱い人でも使用できるようになっています。
漢方は人ぞれぞれの体質によって使用すべきものが変わってきます。
体力がある方にはある方向けの漢方を、ない方にはない方向けの漢方を選ぶ必要があり、体質を無視した選び方をすると胃腸障害などの副作用が生じやすくなってしまいます。
今回の呉茱萸湯は「体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこる方」に適した漢方です。
胃腸にも優しい漢方であるため、西洋薬の解熱鎮痛剤が副作用の胃腸障害で使えない方にもおすすめの漢方です。
1日3回食前、または食間に服用してください。
毎日服用することで慢性的な頭痛が改善されたり、片頭痛の回数が減るなどの効果が出やすいです。
飲み始めに胃のむかつきや食欲減退が生じることがありますが、慣れていくことも多いので、症状がひどくないようなら様子を見ながら続けてみてください。
また体に合わず蕁麻疹などが生じた場合は使用をやめてください。
まれに肝機能障害も生じることがあるため、体がだるい、白目が黄色いなどの症状が現れたら医師に相談してください。
ストレスなどが多い現代社会で、頭痛もちの方は多いのではないでしょうか。しかし頭痛だからと言ってそう簡単には仕事や家事・育児を休むことはできません。
そんなときにはお薬とうまく付き合うことで頭痛を抑え、日常生活を送る必要があります。
今まで西洋の解熱鎮痛剤を使ってきた方がほとんどだと思いますが、西洋薬の使い過ぎで胃の調子が悪い、頭痛の回数を減らしたい・・など考えている方は今回ご紹介した呉茱萸湯を試してみてもよいでしょう。
苦くて飲みにくい方もいらっしゃるでしょうが、オブラートや漢方用の服用ゼリーなどを使って飲みやすくすることも可能です。
またお薬と合わせて体を冷やさないようにしたり、ストレスをためないようにすることも頭痛予防には効果的ですので是非意識して毎日を過ごしてください。
最近イライラが収まらない、子供の夜泣きがしんどい…と感じられている方はいらっしゃいませんか?
病院に行くのはハードルが高いけど、イライラの症状が続いてつらい、不眠がちになってきた、という方には市販されている漢方がお勧めです。
病院と違ってドラッグストアに行くと置いてあるため試してみやすい漢方ですが、種類がたくさんあり悩んでしまうことも多いでしょう。
そこで今回はたくさんある漢方の中でもイライラの症状に効くとされている「抑肝散加陳皮半夏」について詳しく見ていきたいと思います。
また名前が良く似ている「抑肝散」という漢方との違いについても見ていきましょう。
抑肝散加陳皮半夏は「よくかんさんかちんぴはんげ」と読み、神経症や不眠症、小児の夜泣きなどに使われる漢方です。
認知症の精神症状などに良く用いられている「抑肝散」という漢方に陳皮、半夏という生薬を加えた漢方であり、以下の生薬で構成されています。
釣藤鈎や柴胡には筋肉の緊張を抑えたりけいれんを抑えたりする効果があり、蒼朮や茯苓は体内の水の循環を改善し、余分な水分を外に出す利尿作用があるとされています。
また当帰と川芎は血行を良くし、陳皮と半夏は心を落ち着かせながら、悪心・嘔吐などの胃部症状をおさえます。
添付文書では以下のような効果があると書かれています。
小児疳症とは小児がイライラして神経が高ぶってひきつけ、けいれん、不眠を起こしている症状のことを言います。
虚弱体質で胃腸が弱く神経が高ぶって常にイライラして怒りっぽい方に向いています。
しかし
は服用前に医師に相談してください。
体内の「血(けつ)」(全身に栄養を与えるもの)が不足している状態になると、ストレスの耐性が低くなってしまい、ささいなことでもイライラしたり怒りっぽくなってしまいます。
このような神経症症状の原因として「気」(体を支えるもの、エネルギー)のめぐりが関係しているとされており、血の不足でストレス耐性が低くなったところにすこしでもストレスが加わると気のめぐりが悪くなり、イライラなどの症状を引き起こしやすくなります。
そこで抑肝散加陳皮半夏は自律神経を整えながら「血」を補うことで、気のめぐりをよくして上記のような精神症状を軽減させるのです。
また胃腸が弱い人でも服用できるように、胃腸の働きを調整する生薬も入っています。
抑肝散に「陳皮・半夏」という生薬を加えられたものが抑肝散加陳皮半夏ですが、陳皮と半夏を加えることで胃腸を整える効果も持ち合わせることになるため、胃腸が弱い方向けの処方となっています。
使用される症状に関しては抑肝散とほぼ同じと考えてよいでしょう。
主な副作用としては
などが報告されています。
また重大な副作用として
がありますが、これは抑肝散加陳皮半夏のなかに「甘草」という生薬が含まれているためなので、他の漢方を服用する際もこの「甘草」が入っているかどうかをチェックしながら服用するようにしてください。
甘草はいろいろな漢方に含まれているため、知らないうちに重複して服用していたといったことも多いです。
重複して服用することでより上記のような重大な副作用が生じやすくなりますので、漢方を併用する場合はなるべく医師・薬剤師に相談してください。
イライラに効く漢方といってもいろんな種類があり、どれが自分に合っているかまではわかりませんよね。
今回ご紹介した漢方「抑肝散加陳皮半夏」は胃腸の調子が悪い方用のイライラのお薬です。胃腸が弱い方にでも使うことができますので、イライラで悩まれている方は試してみてもよいでしょう。
また先ほど述べたようにイライラの漢方といってもたくさんの種類があります。今回の漢方で効果が見られなかった場合でも、他の漢方だったら効果が表れるといった可能性もありますので、ご自身に合った漢方を医師・薬剤師などと相談しながら見つけていきましょう。
鼻水を放っておいたらなんだか頭が痛い、顔が痛い。といった経験をした方はいらっしゃいませんか?
これは蓄膿症といって鼻の奥の副鼻腔というところに膿がたまった状態であることを言います。
蓄膿症になると頭痛や顔面痛、異臭、鼻が詰まって息苦しいなどの症状が現れとてもつらいです。
風邪や花粉症が原因となって生じるため、まだなったことがない皆さんも蓄膿症になる可能性は十分あります。
そんな蓄膿症に良く使われる漢方が「荊芥連翹湯」です。
今回はこの「荊芥連翹湯」について詳しく見ていきたいと思います。
荊芥連翹湯とは「けいがいれんぎょうとう」と読み、蓄膿症やにきびなどに用いられる漢方です。
漢方は何種類もの生薬が組み合わさって構成されており、荊芥連翹湯では以下のような生薬が含まれています。
荊芥連翹湯の中には黄連解毒湯と四物湯という二種類の漢方処方が入っています。
黄連解毒湯は炎症を取る、四物湯は補血(足りない血分を補う)と血行を良くするといった効果があり、そこに荊芥・連翹といった生薬を加えることでより解毒作用を強めたものが荊芥連翹湯です。
それでは荊芥連翹湯が具体的にどのような症状に効くのか見ていきましょう。
荊芥連翹湯の効能効果は以下のようになっています。
蓄膿症だけではなくニキビや扁桃炎などにも用いることができることからも、荊芥連翹湯は炎症を抑え、解毒作用に優れているといったことがわかります。
体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすい方に向いています。
そのため胃腸が弱い方、食欲不振・吐き気などがある方に用いると、下痢や悪心などの症状が悪化することがあるので控えた方が良いでしょう。
漢方では鼻炎は体内に過剰な「水(体を潤す水分)」が存在するために引き起こされるといわれています。何らかの原因で水が排泄しにくくなり鼻に過剰な水が存在し、その結果鼻詰まりが起きます。
この鼻詰まりが鼻の「気(エネルギーのようなもの)」や「血(栄養を与えるもの)」の流れも遮り、たまった「気」が熱に変わり水分を飛ばした結果、鼻水に粘りが出て蓄膿症へと進行させます。
荊芥連翹湯はこの生じた熱を冷まし、炎症を抑えることで鼻の通りをよくし、症状を緩和させます。
首から上の炎症に効果的なのでニキビや扁桃炎にも用いられるのです。
眠気などの副作用はありませんが、飲み始めにむかつきなどの胃の症状が現れることがあります。
次第に慣れていくことが多いですが、ひどいようなら医師に相談してください。
そのほか、山梔子も含まれているため腸の調子が悪くなる可能性があります。
また、甘草が入っていることで偽アルドステロン症といった高血圧・むくみなどの症状が現れる可能性があります。
副作用は、他にも漢方を服用していて、甘草の服用量が多い人に見られやすいです。
他にもお薬を服用している場合は医師・薬剤師に相談してください。
また肺胞が炎症を起こしうまく呼吸できなくなる間質性肺炎や肝機能障害などの副作用も報告されていますので、息苦しさや発熱・咳、だるさや白目が黄色くなるなどの症状が現れたら病院に行って下さい。
花粉症の時期などは鼻水で困っている方は多いと思います。いつものことだから…と放っておくと蓄膿症などにかかってしまう恐れがあります。
蓄膿症になると日常生活に支障を起こす方も多いため、なるべく蓄膿症になる前に予防をすることが大事です。
鼻の中の雑菌などを洗い流す鼻うがいも効果的とされています。
また不規則な生活や偏った食事は免疫力を下げてしまい、蓄膿症になりやすくなってしまうため、日ごろから規則正しい生活・バランスの良い食事などを心がけることも予防策の一つです。
しかしそれでもなってしまった場合は今回ご紹介した漢方を試してみてもよいでしょう。
ただし自分に合う薬を見つけるためには、一度は漢方を専門にしている医師や薬剤師に診てもらった方が良いでしょう。
憂鬱な花粉の時期が今年もやってきます。市販の西洋薬で症状が抑えられるのであれば良いのですが、人によってはそのお薬を飲めない方もいらっしゃいます。
薬の副作用が出やすい方、毎日車の運転をしている方、持病をおもちの方など意外とたくさんいらっしゃいますよね。
そこでお勧めなのが、眠気などの副作用がでない漢方薬である「小青竜湯」です。
ドラッグストアに並んでいるのを見た方も多いのではないでしょうか?
葛根湯の次に認知度の高い漢方薬だと思います。
今回は「小青竜湯」について詳しく見ていきたいと思います。
小青竜湯は「しょうせいりゅうとう」と読み、くしゃみ・鼻水などに用いられる漢方です。
主に風邪やアレルギー性鼻炎、花粉症などの鼻症状を抑えるために使われています。
小青竜湯は以下の生薬が組み合わさって構成されている漢方です。
それでは小青竜湯は具体的にどのような症状に効くのでしょうか?
などによる水っぽい鼻水・くしゃみ、たんを伴う咳に効くとされています。
鼻水が水っぽくなくねばねばして鼻づまりがひどい場合なら、小青竜湯ではなく葛根湯加川芎辛夷などのほかの漢方の方が合う可能性があります。
どの漢方が自分に合うかは、漢方専門の医師か薬剤師に相談しましょう。
体力中等度の方に向いています。
病後などの著しく体力が衰えている方や胃腸障害のある方などは副作用がでやすくなる恐れがあるため控えた方が良いでしょう。
また重度の高血圧などの持病を持っている方は、血圧をあげる「カンゾウ」が入っているため控えるか、医師に相談したが良いでしょう。
漢方医学において、鼻水がたくさん出たりくしゃみがでるのは体の中の「水(すい)」という体を潤す成分が過剰に存在しているためと考えられています。
何らかの原因で水の排泄がうまくいかなくなった結果、過剰になり鼻からあふれ出てしまったものが鼻水と言われており、過剰な水(すい)が「気(体を支える原動力、エネルギー)」の流れを止めるため、この「気」を動かそうとしてくしゃみを出します。
小青竜湯は体を温めつつ水分代謝を促し、また「気」を動かして鼻水やくしゃみなどの症状を抑えます。
飲み始めに胃のむかつきや食欲不振などが生じる場合がありますが、続けて服用することで慣れることが多いので様子見して続けてみてください。
「麻黄」が入っているため動悸・発汗・頻脈などが生じる場合があります。ひどいようなら医師に相談してください。
小青竜湯は、眠気などの副作用が出ないことも特徴の一つです。
重要な副作用としては
等がありますので、上記のような症状が現れた場合はすぐに医師に相談してください。
妊娠中の花粉症など鼻水の症状はつらいですよね。
鼻の症状から頭痛になる方もいらっしゃるでしょう。
妊娠中は西洋のお薬は自己判断では服用してはいけませんが、ならば漢方ではどうでしょうか?
漢方は比較的副作用が少ないとされていますので、積極的に漢方を出す先生もいるでしょう。
ただ小青竜湯には「麻黄」が入っているため、発汗・頻脈作用より妊婦には用いないといった先生もいらっしゃいます。
短期間であれば使用するといった先生もいらっしゃいます。
先生によって考え方が違いますので、妊婦の方は自己判断で服用せず産婦人科の医師に確認してください。
また授乳中の小青竜湯は市販のお薬では問題ないとされているものもありますが医師に確認を取るのが一番でしょう。
眠気の副作用がない花粉症のお薬が欲しい!といった方は多いのではないでしょうか。
最近では西洋薬でも比較的眠気の少ないタイプのものも出てきましたが、人によっては出る場合もあります。
今回ご紹介した小青竜湯は眠気の副作用がないため、眠くなってはいけない方にはとてもおすすめです。
しかし人によっては効き目が弱いと感じる方もいるでしょう。
できれば漢方の専門家に一度相談し、ご自身に合った薬を選ぶことが大事です。
また薬に頼るだけでなく、花粉などが鼻粘膜などにつかないようマスクなどで予防することも重要です。
これからの鼻炎対策に漢方も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
月に1度のひどい痛み、女性なら経験がある方は多いでしょう。
月経が近づいてくると憂鬱な気持ちになりますよね。
痛みや月経に伴う不快な症状があっても仕事や家事、育児は休めないことが多いです。
また、ときには周囲の理解が得られずにつらい思いをすることもあるかもしれません。
そこで今回は、つらい症状に対処する手段のひとつとして、月経困難症・月経痛(生理痛)に使われる漢方薬についていくつかご紹介していきます。
月経困難症とは、月経中または月経前に様々な症状が発現し、日常生活を送ることが困難な状態になることをいいます。
主な症状は下腹部痛・腰痛・腹部膨満感などですが、頭痛や吐き気、憂鬱などが表れる場合もあります。
原因としては器質的原因と機能的原因に分けられ、器質的原因では子宮筋腫・子宮内膜症・骨盤内臓器炎症など、また機能的原因では女性ホルモン・黄体ホルモンのバランス異常によるものとされています。
器質的原因は手術などの原因疾患の治療を優先して行う場合があります。
そのため、漢方薬を服用する前にまずは一度検査してもらい、症状の原因を確認するようにしましょう。
漢方では人の体内は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つがバランスを保ちながら構成されています。
その中でも「血(けつ)」は全身の組織や器官に栄養を与えるものと考えられており、月経困難症はこの「血(けつ)」の病気と位置づけられています。
漢方においては、この血が滞る「お血」の状態や血が足りていない「血虚(けっきょ)」の状態が月経痛(生理痛)などの症状を引き起こすとされ、治療においては「お血」「血虚」の状態を解消・改善する薬を用います。
なお、漢方の基本的な考え方に関しては「専門医が語る漢方の知識①効果と飲み方、西洋薬の違いは?」に詳しく書かれているので、こちらも参考にしてください。
それでは実際にどのような漢方薬が使われるのか見ていきましょう。
体力があり、体格が良い方向けです。
血の巡りをよくして下半身にまで熱をめぐらせるため、のぼせ・冷え性を感じる方の月経困難症に用いられます。
体力虚弱の方に使ってしまうと下痢を引き起こすことがあります。
体力が中等度以上の方向けです。
「気」「血」の流れをよくして、痛みや便秘などを緩和します。
便秘がちで冷えのぼせがあり、生理前になるとイライラ・不安を感じる方の月経困難症に用いられます。
体力が中等度以下の方向けです。
「血」の不足を補ったり、たまった熱を冷ますことで体内のバランスを整えます。
疲れやすくイライラしたり、のぼせ感がある方の月経困難症に用いられます。
体力虚弱の方向け。
血行を良くして余分な水分を体から取り除きます。
足腰が冷え、貧血があり生理不順である方の月経困難症に用いられます。
当帰(とうき)や川芎(せんきゅう)が含まれているため下痢や胃腸障害に注意が必要です。
月経困難症の治療として、西洋薬では低用量ピルが知られています。
これは、女性ホルモン薬であり排卵を抑える効果がある薬です。
月経自体を抑えることで、月経困難症で生じる症状を緩和・消失させてくれます。
また排卵自体を抑えるために避妊効果があり、避妊や月経不順の改善、月経量の減少などの目的として使われています。
便利な半面、副作用として血栓症(血管に血の塊がつまる病気)が起こる可能性があったり、特に飲み始めは頭痛・吐き気などが生じたりすることがあります。
そのため人によっては体に合わないと感じる方もいるでしょう。
この点、漢方薬は低用量ピルの血栓症ような副作用はなく、また、低用量ピルが体に合わない方にも適しています。
また、妊娠を希望している場合には、避妊効果のある低用量ピルは使うことはできないので、漢方薬の利用を医師に相談してみても良いでしょう。
月経困難症に用いられる漢方薬をいくつか紹介しました。漢方薬は、痛みだけを和らげるものではなく、その痛みの元となる血の流れなどを改善してくれるものです。
月経痛(生理痛)のたびに痛み止めを使用しているといった方は、一度服用を検討してみてもいいかもしれません。
また、漢方薬にももちろん副作用や、体質によって適不適があります。
服用中の薬との飲み合わせが悪い場合もあるので、自己判断ではなく漢方専門医や漢方を専門にしている薬剤師に相談してから服用することをオススメします。
漢方薬だけではなく、体を冷やさないように温かい飲み物を飲んだり、温かい靴下をはいたり、鉄分を取ったりと日常生活でできそうなことも一緒に取り組んでみてください。
腫れて熱をもった関節痛や筋肉痛、経験したことありませんか?
市販のシップや痛み止めなどで抑える方も多いと思いますが、かぶれや胃腸障害などの副作用も気になりますよね。
そこで今回は軽いほてりのある関節痛・筋肉痛に効果的な漢方である「薏苡仁湯(よくいにんとう)」についてご紹介したいと思います。
薏苡仁湯は「よくいにんとう」と読み、関節痛・筋肉痛や関節リウマチなどによく用いられ、比較的体力が中~充実した方向けの漢方です。
医療用として、また一般用医薬品としても様々なメーカーから販売されており、比較的手に入れやすい漢方です。
漢方は様々な生薬が合わさって効果を発揮しており、今回ご紹介する「薏苡仁湯」は以下の様な生薬から構成されています。
薏苡仁はイネ科ハトムギの種皮を除いた種子であり、薏苡仁単体で「ヨクイニン」としていぼやニキビの治療で用いられています。皮膚科などで処方された方もいらっしゃるかもしれません。
それでは薏苡仁湯は具体的にどのような症状に効くのでしょうか?
薏苡仁湯の添付文書の効能効果には以下の様に書かれています。
関節痛・筋肉痛の中でも腫れて熱をもったような痛みに効果的とされており、慢性的に腫れや痛みが継続する関節リウマチなどに良く用いられます。
薏苡仁湯に含まれる主薬である薏苡仁は体内の余分な水分を排出させ、痛みを和らげる効果があり、麻黄と桂皮には熱を発散させる効果があります。そのためほてった痛みに効果的とされています。
またその他にも水分代謝の調整や、身体を温めて血行を良くしたり、痛みを緩和させるような生薬が入っているため、上記の症状に効果的とされています。
今回の薏苡仁湯について報告されている副作用は、発疹・不眠・発汗過多・頻脈・動悸・食欲不振、嘔吐、排尿障害などが存在します。しかし、ご自身の体質に合った漢方を選ぶことで、副作用は減らすことができます。
今回の「薏苡仁湯」については体力が中~充実した方向けの漢方になっているため
については服用を控えた方が良いでしょう。
また発汗させて熱を発散させる効果があるため
も控えた方が良いです。
その他にも麻黄や甘草が含まれているため、心臓病や高血圧などその他の持病をお持ちの方は、医師に相談してから服用するようにしましょう。併用薬がある方も、成分が重複してしまう恐れがあるため、服用前に医師・薬剤師に確認してください。
特に麻黄の成分は西洋薬のエフェドリンであり、市販のかぜ薬にも含まれているため知らないうちに重複して服用してしまうことが少なくありません。
関節痛や筋肉痛に用いられる漢方は今回ご紹介した「薏苡仁湯」以外にもたくさん存在します。
そのため、今の症状はどのようなものなのか、腫れたり熱をもったりしているか、自分の今の体調や体質に今回の漢方は適応しているのかなどを事前に確認して、服用するようにしてください。
もしその結果、薬が合わないようなら、他の漢方を試してみればよいでしょう。
一時的な痛みであれば西洋薬で賄えることも多いと思いますが、関節リウマチのような慢性的なものだと、長期に痛み止めなどを服用すると胃腸障害などの副作用が生じる恐れがあります。
そんな時には長期で服用しやすい漢方に頼ってみてはいかがでしょうか?
漢方は試してみたいけどほんとうに効くのかわからない、色んな種類があるためどれを服用してよいのかわからないといった方は多いと思います。
けれど最近では「ナイシトール」や「コッコアポ」など、薬の中身が実は漢方であったりするものも多くなってきました。
つまり、知らないうちに漢方を服用している方も多いのです。
そこで今回は女性によくある悩みを解消してくれる漢方「当帰芍薬散」について詳しく見ていきたいと思います。
当帰芍薬散は「とうきしゃくやくさん」と読み、色々な生薬が配合された漢方薬で、主に冷え性や、生理不順がある方、または更年期障害や不妊症などにもよく用いられます。
病院で処方されることもありますが、ドラッグストアでも販売されており、好みによって錠剤や散剤なども選ぶことができます。
当帰芍薬散の中に配合されている生薬は
があります。
それでは、具体的な効能効果について詳しく見ていきましょう。
月経困難症とは生理不順や生理痛などのことで、漢方の「血(けつ)」といわれる全身の組織などに栄養を与えるものが滞っている状態、足りていない状態が引き起こすといわれています。
また、そのような状態を「瘀血(おけつ)」といいます。
そこで当帰芍薬散が全身に栄養を行き届かせて血行を促進させたり、余分な水分を取り除いたりします。
瘀血の状態を改善して血行を促進させるのと同時に、利尿作用で余分な水分を除いて、生理不順や月経痛などを改善するのです。
冷え性といっても原因は色々とありますが、この当帰芍薬散が用いられるのは上記でもお伝えした瘀血という血液の循環不全による場合です。
めまいや、下腹部に圧痛がある場合などに用いられます。
不妊の原因がはっきりとわからない方などに、瘀血状態を改善して妊娠しやすい母体にする効果があります。
実際にラットにおける実験では排卵率が増加したり、妊娠ラットの胎盤血流、胎児体重の低下が抑制されたりするなどの結果が出ています。
その他にも貧血や更年期障害、むくみやめまい、肩こりなどにも用いられており、女性向けの漢方といわれています。
当帰芍薬散は基本的に体力がない方~ふつうの方に用いられる漢方です。
当帰芍薬散の中には当帰と川芎が含まれているため、胃腸障害や下痢に注意が必要であり、特に胃腸の弱い方は慎重に服用するか、別の漢方に変えるなどの対策を取る必要があります。
漢方は西洋薬とくらべて副作用が少なく、人間の本来持っている自然治癒力を高めて正常な状態へと導くものです。
漢方は症状だけではなくその人の体質からも選ぶ種類が変わってきます。当帰芍薬散は体力がない~ふつうの方に用いられる漢方ですが、同じ月経困難症においても体力のある方には桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を用いるなどその人の体質で服用する漢方も変わってきます。
また副作用が少ないといっても、胃腸が弱い方には注意が必要です。わからない場合は薬剤師に聞くか、病院に行くかなどして自分にあった漢方を選ぶようにしましょう。